新型コロナウイルスワクチンに関する考え方
現時点での新型コロナウイルスワクチン接種に対する考え方です。
今後明らかになってくる情報により内容が変わることがあります。
1.子どもを新型コロナウイルス感染から守るためには、周囲の大人(両親や祖父母、子どもに関わる業務従事者)への新型コロナウイルスワクチン接種が重要です。
- 小児の新型コロナウイルス感染者の大部分は家庭内感染(約80%)、さらに家庭内感染のうちそのほとんどが両親、祖父母からの感染(約90%)といわれています。
- 小児の感染予防には成人が家庭内に持ち込まないこと、子どもに関わる業務従事者が感染源にならないことが重要です。
2.重篤な基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐことが期待されます。
- 国外では、神経疾患、慢性呼吸器疾患および免疫不全症を有する子どもの新型コロナウイルス感染例において重症化が報告されています。
- ワクチン接種により重症化を防ぐことが期待されます。
3.健康な子どもへのワクチン接種は、メリット(感染拡大予防)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分理解したうえで行うことが必要です。
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メリット
- 小児の新型コロナウイルス感染者の多くは軽症ですが、まれながら重症化することがあります。ワクチンを接種により重症化を防ぐことが期待されます。
- 同居する高齢者がいる場合など、感染を広げる可能性もあります。ワクチン接種により感染の拡大を予防することができます。
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デメリット
- 高齢者に比べ思春期の子どもや若年成人では接種部位の疼痛や接種後の発熱、全身倦怠感などの出現頻度が高いといわれています。
- 若年男性におけるワクチン接種後の心筋炎の発症が報告されています。(https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0079.html)
- 先行する成人への接種状況を踏まえて慎重に実施されることが望ましく、メリットとデメリットを十分に理解したうえで接種を判断してください。
当院でも新型コロナウイルスワクチン接種をできるよう現在準備中です。
予約等の詳細に関しましては近日ホームページ上にアップする予定です。
もうしばらくお待ちください。